2014年12月23日火曜日

ホセ・ルハノは4回目のブエルタ・アル・タチラ総合優勝を狙う

ホセ・ルハノ(ベネズエラ、当時アンドローニジョカットリ)
ホセ・ルハノ(ベネズエラ)が2015年に地元ベネズエラで行われるブエルタ・アル・タチラで4度目の総合優勝を狙うと宣言した。

ルハノは「タチラに向けて過酷なトレーニングを行っている」と言っており2003、2004、2010年に続く4度目の総合優勝を果たすのかが注目される。ちなみに今年はブエルタ・アル・タチラで総合12位だった。

ホセ・ルハノ(Jose Rujano)
1982年2月18日生まれ。ベネズエラ、サンタ・クルス・デ・モラ出身の32歳。2003年にセッレイタリアでプロ入り後、クイックステップ、ユニベット、ケースデパーニュ、ISD・ネーリ、アンドローニジョカットリ、ヴァカンソレイユ・DCMなどに所属し、現在はベネズエラのアマチュアチームに所属している。主な成績はコロンビア選手権ロードレース優勝3回に、ジロ・デ・イタリアと相性が良く区間通算3勝しており、2005年には総合3位に入り山岳賞も獲得した。

トマシュ・マルチンスキーがトルク・セケルスポールに移籍

トマシュ・マルチンスキー(ポーランド、CCCポルサット)
トマシュ・マルチンスキー(ポーランド、CCCポルサット)がトルク・セケルスポールに移籍することが明らかになった。トルク・セケルスポールは先日発表されたケヴィン・シールドライエルス(ベルギー、ワンティ・グループグーベル)にの加入に続き大幅補強となる模様。

トマシュ・マルチンスキー(Tomasz Marczyński)
1984年3月6日生まれ、ポーランド・クラクフ出身の30歳。2006年にチェラミカフラミニアでプロ入り後、ミケ、CCCポルサット、ヴァカンソレイユ・DCMなどを経て今年は古巣のCCCポルサットに所属。主な成績はポーランド選手権ロードレース優勝2回、ポーランド選手権タイムトライアル優勝の他に、ツール・ド・ソウル総合優勝、ツアー・オブ・マウォポルスカ総合優勝、ツール・ド・ポローニュ山岳賞2回などだ。グランツールにも3回出場しており、2012年のブエルタ・ア・エスパーニャでは総合13位に入った。

トルク・セケルスポール(Torku Şekerspor)
トルコのUCIコンチネンタルチームで2005年発足。2012年にツアー・オブ・ターキーでイヴァイロ・ガブロフスキー(ブルガリア)が総合優勝したものの後に禁止薬物のEPOを使用した居たことが発覚し優勝を取消。翌2013年のツアー・オブ・ターキーではガブロフスキーのリベンジでムスタファ・サヤル(トルコ)が総合優勝するも再びEPOを使用していたことが発覚し優勝を取消。今シーズンは2011年ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝したフアンホセ・コーボ(スペイン、トルク・セケルスポール)や2006年ツール・ド・フランス総合敢闘賞のダビ・デラフエンテ(スペイン、トルク・セケルスポール)などを主戦力に戦ったものの、トルコ選手権ロードレース&タイムトライアルとツアー・オブ・チンハイレイクでのアーメト・オーケン(トルコ、トルク・セケルスポール)による区間優勝と、3勝にとどまった。

トマシュ・マルチンスキー
名前:トマシュ・マルチンスキー Tomasz Marczyński
生年月日:1984年3月6日
国籍:ポーランド
所属チーム:CCCポルサット・ポルコウィチェ CCC Polsat - Polkowice
脚質:オールラウンダー
主な成績:ツール・ド・ソウル総合優勝(2010)、ツアー・オブ・マウォポルスカ総合優勝(2011)、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合13位(2013)

別府史之のインタビュー動画

別府史之(日本、トレックファクトリーレーシング)
現全日本タイムトライアル王者の別府史之(日本、トレックファクトリーレーシング)のインタビュー動画がオークリーから公開された。別府は普段やレース中オークリーのトゥルー・デジタルという度付きサングラスを使用している。このインタビュー動画ではトゥルー・デジタルの優位性などの他、今後の目標などについても語っている。



別府史之(べっぷ ふみゆき)
1983年4月10日生まれ、神奈川県茅ケ崎市出身の31歳。アマチュア時代はブリヂストン・アンカーやら・ぽむ・まるせいゆで走り、2005年にディスカバリーチャンネルでプロ入り後、スキル・シマノやレディオシャック、オリカ・グリーンエッジなどを経て現在は、トレックファクトリーレーシングに所属。主な成績は全日本選手権ロードレース優勝2回、全日本選手権タイムトライアル優勝3回、アジア選手権ロードレース優勝など。2009年には日本人として初めてツール・ド・フランスを完走し、第21ステージでは敢闘賞も獲得した。ほかにもジロ・デ・イタリア完走3回、オリンピックに2大会出場。兄の匠は元選手で現在は愛三工業レーシングの監督。

サイモン・ゲランスが鎖骨骨折

サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)
現オーストラリア・ロードチャンピオンのサイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)がMTBで練習中に左鎖骨が骨折し、手術されたことがチームから発表された。これにより事実上、オーストラリア選手権やツアー・ダウンアンダーに出場することが不可能になった。ゲランスの復帰後の目標は春のアルデンヌクラシックとなりそうだ。

サイモン・ゲランス(Simon Gerrans)
1980年5月16日生まれ、オーストラリア・メルボルン出身の34歳。2005年にAG2Rでプロ入り後、クレディ・アグリコールやサーヴェロ・テストチーム、スカイなどを経て現在はオリカ・グリーンエッジに所属。主な成績は、オーストラリア選手権ロードレース優勝2回、クラシックは、GP西フランス・プルエー、ミラノ~サンレモ、GPシクリスト・ド・ケベック、リエージュ~バストーニュ~リエージュ、GPシクリスト・ド・モンテレアルなどで優勝、グランツールでも区間4勝している。

サイモン・ゲランス
名前:サイモン・ゲランス Simon Gerrans
生年月日:1980年5月16日
国籍:オーストラリア
所属チーム:オリカ・グリーンエッジ Orica - GreenEDGE
脚質:パンチャー
主な成績:ツアー・ダウンアンダー総合優勝(2014、2012、2006)、GPシクリスト・ド・ケベック優勝(2014、2012)、ミラノ~サンレモ優勝(2012)

2014年12月20日土曜日

宮澤崇史が湘南ベルマーレ・レモネードの監督に就任

宮澤崇史(日本、ヴィーニファンティーニ・NIPPO)
今年限りでの現役引退を表明している宮澤崇史(日本、ヴィーニファンティーニ・NIPPO)が来シーズン、湘南ベルマーレ・レモネードの監督に就任することが発表された。プレーイングマネージャーとして走りながら指揮を執ることになる。

宮澤崇史(みやざわ たかし)
1978年2月27日生まれ、長野県長野市出身の36歳。2003年にブリヂストン・アンカーでプロデビュー。以後、NIPPOやエキップアサダ、ファルネーゼヴィーニ(現ネーリソットーリ)に所属し、2012年にUCIプロチームのサクソバンク(現ティンコフ・サクソ)に移籍。今シーズンは古巣のヴィーニファンティーニ・NIPPOで世界トップレベルでの経験を生かし走った。主な成績としては2007年にアジア選手権での優勝や2010年の全日本選手権優勝が目立つが、ツール・ド・北海道やツール・ド・おきなわでも優勝している。

湘南ベルマーレ・レモネード(Shonan Bellmare - Lemonade)
今までの湘南ベルマーレと今年発足したロジャースレーシングが合併し、来シーズンからはショウナンベルマーレ・レモネードとしてJプロツアーを中心に活動する。今シーズンまで湘南ベルマーレの監督を務めていた内山泰樹はサテライトチームの監督として今後もチームに関わり続けていく。またメンバーとしては海外経験豊富な大村寛(日本、クロップス・チャンピオンシステム)やフランスのエリートアマチュアで走っている才田直人(日本、ニールプライド)などがのベテランが加入するほか、今シーズンイタリア系名門チームで走った菱沼由季典(日本、アモーレ・エ・ヴィータ)に、中里仁(日本、ユーラシア・IRCタイヤ)、小清水拓也(日本、東京ヴェントス)ら若手も加入すう。

宮澤崇史
名前:宮澤崇史 Takashi Miyazawa
生年月日:1978年2月27日
国籍:日本
所属チーム:ヴィーニファンティーニ・NIPPO
脚質:スプリンター
主な成績:アジア選手権ロードレース優勝(2007)、全日本選手権ロードレース優勝(2010)、ツール・ド・北海道総合優勝(2009)

ケヴィン・シールドライエルスがトルク・セケルスポールに移籍

ケヴィン・シールドライエルス(ベルギー、当時アスタナ)

ベルギー人オールラウンダーのケヴィン・シールドライエルス(ベルギー、ワンティ・グループグーベル)が2015年にトルコのコンチネンタルチームであるトルク・セケルスポールに移籍することが発表された。

ケヴィン・シールドライエルス(Kevin Seeldraeyers)
1986年9月12日、ベルギー・フランデレン地域アントウェルペン州ボーム出身の28歳。2007年にクイックステップでプロデビューし、2012年にアスタナに移籍。現在所属するワンティには今年から所属。オールラウンダーとして活躍しており、2009年のジロ・デ・イタリアでは総合10位に入りヤングライダー賞に輝いた。他にも2009年パリ~ニース総合7位とヤングライダー賞、2011年ボルタ・ア・カタルーニャ総合9位、2013年ツアー・オブ・オーストリアで区間2勝し総合3位とポイント賞&山岳賞を獲得。今シーズンの主な成績はツアー・オブ・ターキー総合11位とツール・ド・スイス総合20位。

トルク・セケルスポール(Torku Şekerspor)
トルコのUCIコンチネンタルチームで2005年発足。2012年にツアー・オブ・ターキーでイヴァイロ・ガブロフスキー(ブルガリア)が総合優勝したものの後に禁止薬物のEPOを使用した居たことが発覚し優勝を取消。翌2013年のツアー・オブ・ターキーではガブロフスキーのリベンジでムスタファ・サヤル(トルコ)が総合優勝するも再びEPOを使用していたことが発覚し優勝を取消。今シーズンは2011年ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝したフアンホセ・コーボ(スペイン、トルク・セケルスポール)や2006年ツール・ド・フランス総合敢闘賞のダビ・デラフエンテ(スペイン、トルク・セケルスポール)などを主戦力に戦ったものの、トルコ選手権ロードレース&タイムトライアルとツアー・オブ・チンハイレイクでのアーメト・オーケン(トルコ、トルク・セケルスポール)による区間優勝と、3勝にとどまった。

ケヴィン・シールドライエルス
名前:ケヴィン・シールドライエルス Kevin Seeldraeyers
生年月日:1986年9月12日
国籍:ベルギー
所属チーム:ワンティ・グループグーベル Wanty - Groupe Gobert
脚質:オールラウンダー
主な成績:ジロ・デ・イタリア総合10位&ヤングライダー賞(2009)、ツアー・オブ・ターキー区間2勝&総合3位&ポイント賞&山岳賞(2013)

2014年12月19日金曜日

フアンマヌエル・ガラーテが引退

モン・ヴァントゥーを制した
フアンマヌエル・ガラーテ(スペイン、当時ラボバンク)

フアンマヌエル・ガラーテ(スペイン、ベルキン)が2014年シーズンを持って14年間に及ぶプロのキャリアに終止符を打つ。

ガラーテは1976年スペイン・バスク州ギプスコア県イルン出身の38歳。アマチュア時代はイベルドロアに所属し、2000年にランプレに加入。2001年にブエルタ・ア・エスパーニャで区間優勝。2002年はジロ・デル・トレンティーノとツール・ド・スイスで区間優勝したほかに、ジロ・デ・イタリアで総合4位。2005年にサウニエルデュバルに移籍し、スペインチャンピオンになりジロ・デ・イタリア総合5位。2006年はクリックステップに移籍し、ジロ・デ・イタリア総合7位&区間優勝&山岳賞を獲得した。2007年はクラシカ・サンセバスティアン2位、2008年にはパリ~ニース総合6位、ツール・ド・ロマンディ総合7位など。2009年にラボバンクに移籍。2009年のツール・ド・フランスでは死の山と呼ばれるモン・ヴァントゥーのステージで優勝。ガラーテは14年間でグランツールに26回(ブエルタ12回、ジロ8回、ツール6回)出場し、3大グランツールすべてで区間優勝した。今シーズンはベルキンに所属していたもののレースには出ておらず最後のレースは2013年のブエルタ・ア・エスパーニャとなった。

フアンマヌエル・ガラーテ
名前:フアンマヌエル・ガラーテセパ Juan Manuel Gárate Cepa
生年月日:1976年4月24日
国籍:スペイン
所属チーム:ベルキン Belkin Pro Cycling Team
主な成績:ツール・ド・フランス区間優勝(2009)、ジロ・デ・イタリア区間優勝(2003)、ブエルタ・ア・エスパーニャ区間優勝(2001)、スペイン選手権ロードレース優勝(2005)、ジロ・デ・イタリア総合4位(2002)

西園良太が現役復帰

西園良太

昨年を持って引退した西園良太(日本、チャンピオンシステム)が2015年古巣のブリヂストン・アンカーで現役復帰することが発表された。

西園は引退後、一般企業で働きながら、プロとしての経験を多くのサイクリストに伝えるべく講演会を行う一方で、アマチュアレーサーとしてチャンピオンシステムに所属しJBCFのE1クラスで走り2勝をマークした。

西薗は復帰の理由について「チーム契約がなく、若いうちに社会を経験しておかないといけないという思いから2014年は社会人になりましたが、逆にレースは今しか出来ないと感じるようになった。プロ3年目のチャンピオンシステム時代に『まだ強くなれる』という実感があり、自分の中には選手として改善出来る点が多く有る。それを突き詰めたいと思いました。ブリヂストンアンカーを選んだのはヨーロッパを走れるという点が大きかったです」と語る。

西園良太
名前:西園良太 Ryota Nishizono
生年月日:1987年9月1日
国籍:日本
所属チーム:チャンピオンシステム
脚質:オールラウンダー
主な成績:全日本選手権タイムトライアル優勝(2012)、ツール・ド・北海道総合2位(2012)、ツアー・オブ・ジャパン総合6位(2013)

マウロ・サンタンブロジオがテストステロン陽性

マウロ・サンタンブロジオ(イタリア、当時ヴィーニファンティーニ・セッレイタリア)

マウロ・サンタンブロジオ(イタリア)が10月22日に採取したサンプルからテストステロンが検出されたとUCIが発表した。

テストステロンとは男子ホルモンの一種であるが、今回検出されたものはテロイド系ホルモンのドーピングで、アナボリックステロイドなどと呼ばれており、いわゆる筋肉増強剤だ。

サンタンブロジオは昨年のジロ・デ・イタリア期間中に採取されたサンプルによりEPOが検出され、今年の11月2日まで出場禁止処分が実施されていた。サンタンブロジオは来季アモーレ・エ・ヴィータとの契約を結んでいるがもしBサンプルも陽性だった場合は、厳しい処罰が下されるだろう。

マウロ・サンタンブロジオ
名前:マウロ・サンタンブロジオ Mauro Santambrogio
生年月日:1984年10月7日
国籍:イタリア
所属チーム:なし
脚質:クライマー
主な成績:トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネ総合優勝(2009)、ジロ・デ・イタリア区間優勝(2013)、グラン・プレミオ・インドゥストリア・エ・アルティジャナート優勝(2013)

那須ブラーゼンに吉岡直哉と鈴木龍が加入

那須ブラーゼン
栃木県那須町を拠点とする地域密着型チームの那須ブラーゼンが2015年シーズン体制を発表し、吉岡直哉(日本、ユーラシア・IRCタイヤ)と鈴木龍(日本、明治学院大学)が新たに加入することが明らかになった。

吉岡直哉(日本、当時京都産業大学)

吉岡は1991年京都府京都市生まれの23歳。地元の大谷高校を経て、名門の京都産業大学に入学。2012年には全日本学生選手権クリテリウムで優勝し学生クリテリウム王者にも輝いた。その他にも長良川クリテリウム・ネックス杯ラウンド3や2days race in 木曽村などでも優勝した。今年の3月で大学を卒業し、卒業後はユーラシア・IRCタイヤに所属しベルギーを拠点にレース活動を行った。また昨年のジャパンカップサイクルロードレースには日本ナショナルチームから参戦し34位で完走している。

鈴木龍(日本、明治学院大学)

鈴木は1992年宮城県仙台市出身の21歳。現在は明治学院大学に在学しながらSEKIYAに所属している。今までの実績としてはJBCF東日本ロードクラシックE1で優勝、全日本選手権U23ロードレース5位、JBCF群馬CSCロードレースE2優勝、2days race in 木曽村区間優勝など。また今年は海外遠征ではユーラシア・IRCタイヤに所属した。

那須ブラーゼンは来季からのUCIコンチネンタルチームを目指しており、全日本チャンピオンの佐野淳哉も残留。

先日選手を引退し監督となった清水良行は「来季は地元開催の全日本選手権ロード、個人タイムトライアル双方でエリート、U23ともに勝ち、4冠を狙う。Jプロツアーはチームランキング3位以内が目標」と語った。

2014年12月12日金曜日

ダニエル・マッコーネルがツアー・ダウンアンダー出場

ダニエル・マッコーネル(オーストラリア、トレックファクトリーレーシング)

オーストラリアマウンテンバイク・クロスカントリーチャンピオンのダニエル・マッコーネル(オーストラリア、トレックファクトリーレーシング)がトレックファクトリーレーシングから1月にオーストラリアで行われるUCIワールドツアーのツアー・ダウンアンダーに出場することがチーム公式ホームページで発表された。

マッコーネルは1985年ビクトリア州ブラゼン出身の29歳。MTB・XCの選手でオリンピックには2回出場(北京とロンドン)し、オーストラリア選手権クロスカントリー優勝3回、オセアニア選手権クロスカントリー優勝5回、コモンウェルスゲームグラスゴー大会銅メダル。2013年シーズンはUCIワールドカップランキング2位でアルプシュタット大会優勝。しかしながら2006年と2007年はサウスオーストラリアドットコム・AISに所属しロードレースも走っており、2006年ツール・ド・北海道で総合3位。

マッコーネルは「ツアー・ダウンアンダーは2006年走ったことがあるので、今回参加できることを非常に楽しみにしている。当時とても多い観客だったことは今でもよく覚えている。私たちMTBサイクリストは、ワールドカップが始まるまでのトレーニングでロードバイクでの練習も重ねている。このトレーニングの実力が発揮できるだろう」と語った。

またトレックファクトリーレーシングからはマッコーネルの他にエウジェニオ・アラファーチ(イタリア)、マルコ・コレダン(イタリア)、ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア)、ローラン・ディディエ(ルクセンブルク)、ヘイデン・ロールストン(ニュージーランド)、カルヴィン・ワトソン(オーストラリア)の出場を予定している。

ダニエル・マッコーネル
名前:ダニエルマッコーネル Daniel McConnell
生年月日:1985年8月9日
国籍:オーストラリア
所属チーム:トレックファクトリーレーシング Trek Factory Racing
主な成績:オーストラリア選手権クロスカントリー優勝(2010、2012、2014)、オセアニア選手権クロスカントリー優勝(2009、2010、2012、2013、2014)、UCIワールドカップ・アルブシュタット優勝(2013)、ツール・ド・北海道総合3位(2006)

スティール・ヴォンホフがNFTOに移籍

スティール・ヴォンホフ(オーストラリア、ガーミン・シャープ)

現オーストラリアクリテリウムチャンピオンのスティール・ヴォンホフ(オーストラリア、ガーミン・シャープ)がイギリスのUCIコンチネンタルチームであるNFTOに移籍することが明らかになった。

ヴォンホフは1987年オーストラリアヴィクトリア州モーニントン出身の26歳。2011年にジェネシスウェルスアドバイザース(現アヴァンティ)でプロ入りするとジャパンカップクリテリウムで優勝。2012年にガーミンの下部組織であるチポトレに移籍し、2013年からガーミン・シャープで走っている。

NFTOは今季イギリスで発足したUCIコンチネンタルチームで今季は、アダム・ブライス(イギリス)がライド・ロンドン・クラシックで優勝しているほか、来季はジョナサン・マケヴォイ(イギリス、ネットアップ・エンデューラ)などが加入する。

スティール・ヴォンホフ
名前:スティール・ヴォンホフ Steele Von Hoff
生年月日:1987年12月31日
国籍:オーストラリア
所属チーム:ガーミン・シャープ Garmin - Sharp
脚質:スプリンター
主な成績:オーストラリア選手権クリテリウム優勝(2014)、ジャパンカップクリテリウム優勝(2011、2013)、オーストラリア選手権ロードレース3位(2013)

2014年12月11日木曜日

イェンス・フォイクトがトレックファクトリーレーシングに残留

イェンス・フォイクト(ドイツ、トレックファクトリーレーシング)

今季限りでの引退を表明しているイェンス・フォイクト(ドイツ、トレックファクトリーレーシング)がチームコンサルタントとしてチームに残留することがトレックファクトリーレーシングの公式ホームページで発表された。

フォイクトは1971年ドイツ・グレーヴェスミューレン(1971年当時は東ドイツ)出身の43歳。1997年のプロ入り後、ガンやクレディ・アグリコール、CSCやサクソバンク、レディオシャック・レオパードなどに在籍しており、アタックを繰り返すアグレッシブな走りで観客を魅了してきた。

フォイクトは「私はチームスタッフ内で積極的な役割を果たすことになる。新たな役割は多くのことを含む。選手をコーチし、モチベーションを上げること、若手を手助けすること、そしてディレクター免許を取得したら数レースで監督を務めることもだ。」と言っており、コーチングの他にレースディレクターを務めることも明らかにしている。

イェンス・フォイクト
名前:イェンス・フォイクト Jens Voigt
生年月日:1971年9月17日
国籍:ドイツ
所属チーム:トレックファクトリーレーシング Trek Factory Racing
主な成績:クリテリウム・アンテルナシオナル総合優勝4回、ツール・ド・ポローニュ総合優勝(2008)、ツアー・オブ・ドイツ総合優勝2回、バイエルン・ルントファールト総合優勝3回、ツール・ド・フランス区間2勝、ツール・メディテラネアン総合優勝(2005)

フレデリック・ケシアコフが引退

フレデリック・ケシアコフ(スウェーデン、アスタナ)

フレデリック・ケシアコフ(スウェーデン、アスタナ)が今季限りでの引退を公式ホームページで公表した。

ケシアコフは1980年スウェーデン・ナッカ出身の34歳。もともとはマウンテンバイクのクロスカントリーの選手で過去にスウェーデン選手権4勝や世界選手権3位、ワールドカップファイナル優勝など数多くの結果を残して、2009年フジ・セルヴェットでプロデビューし、初年度からツール・ド・ランカウイ総合4位、ツール・ド・ロマンディ総合9位などオールラウンダーとしての能力発揮し、2010年にガーミン・トラジョンズ(現ガーミン・シャープ)に移籍。2011年に現在所属するアスタナに移籍し、初年度はツアー・オブ・オーストリアで総合優勝。2012年はツール・ド・スイスとブエルタ・ア・エスパーニャで区間優勝したほか、ツール・ド・フランスで山岳賞2位、世界選手権タイムトライアル5位という結果を残した。ここ2年間はけがなどで苦しんでいたようだ。

ケシアコフはこう語っている「今日、プロ自転車競技からの引退を発表する。後悔はない。過去2年間はケガと健康の問題にかかりっきりで、2015年は刺激的なレベルでのチームを見つけることができなかった。それゆえ、僕が前に進むいいタイミングだと思うんだ。」

「15年間の長い旅を振り返ると、2006年MTB世界選手権の銅メダル、2007年MTBワールドカップ・ファイナルでの優勝、2011年ツアー・オブ・オーストリア総合優勝、、2012年ツール・ド・フランスで水玉ジャージを着たこと、2012年ブエルタ・ア・エスパーニャでのステージ優勝が、ハイライトだ。」

「この機会に特に感謝したいのは、ガールフレンドのマリア、グスタフ・ラーション(スウェーデン、IAM)、家族だ。ファン、スポンサー、チームメイトにもありがとうと言いたい。セカンドキャリアを楽しみにしている。正確に何になるかは、これから見つけるところだ。」

フレデリック・ケシアコフ
名前:フレデリック・ケシアコフ Fredrik Kessiakoff
生年月日:1980年5月17日
国籍:スウェーデン
所属チーム:アスタナプロチーム Astana Pro Team
脚質:オールラウンダー タイムトライアルスペシャリスト
主な成績:MTBワールドカップファイナル優勝(2007)、ツアー・オブ・オーストリア総合優勝(2011)、ブエルタ・ア・エスパーニャ区間優勝(2012)

2014年12月9日火曜日

チーム右京が2015年メンバーを発表

チーム右京

元F1ドライバーの片山右京率いる日本のUCIコンチネンタルチームであるチーム右京の2015年シーズンのメンバーがチーム右京のフェイスブックで発表された。

チーム右京2015年シーズンメンバー
土井雪広(日本、チーム右京)
サルバドール・グアルディオラ(スペイン、チーム右京)
畑中勇介(日本、シマノレーシング)
平井栄一(日本、チーム右京)
窪木一茂(日本、チーム右京)
湊諒(日本、チーム右京)
オスカル・プヨル(スペイン、スカイダイブ・ドバイ)
住吉宏太(日本、チーム右京)
パブロ・ウルタスン(スペイン、ピノロード)
山本隼(日本、チーム右京)

Yukihiro Doi (JPN, UKYO)
Slvador Guardiola (ESP, UKYO)
Yusuke Hatanaka (JPN, Shimano Racing)
Eiichi Hirai (JPN, UKYO)
Kazushige Kuboki (JPN ,UKYO)
Ryo Minato (JPN, UKYO)
Óscar Pujol (ESP, Skydive Dubai)
Kota Sumiyoshi (JPN, UKYO)
Pablo Urtasun (ESP, Pinoroad)
Shun Yamamoto (JPN, UKYO)

離脱
リカルド・ガルシア(スペイン) >???
狩野智也(日本) >群馬グリフィン
ホセビセンテ・トリビオ(スペイン) >???
イド・ジルベルシュタイン(イスラエル) >サイクリングアカデミーチーム p/b ペーター・サガン

Ricardo García (ESP) >???
Tomoya Kano (JPN) >Gunma Grifin
José Vicente Toribio (ESP) >???
Ido Zilberstein (ISR) >Cycling Academy Team p/b Peter Sagan

メンバーとしては、狩野智也が群馬グリフィンに移籍するのに伴いチーム創立時からのメンバーが居なくなった。またガルシアとトリビオが抜けるが、ウルタスンとプヨルという心強い2人が加入する。ウルタスンは過去にリバティー・セグロスやエウスカルテル・エウスカディなど名門チームで戦っているほか、プヨルは過去にサーヴェロ・テストチームやオメガファルマ・ロット(現ロット・ベリソル)で走った経験もありUCIアジアツアーでも活躍している。

またチームオーナーの片山右京は「次なる大きなステップへ向けて豊富な経験を持つ選手を補強しました。チーム右京は引き続きJプロツアー、UCIアジアツアー、ヨーロッパのレースに積極的に戦っていきたいと思っています。」と語っている。

畑中勇介が移籍

畑中勇介(日本、シマノレーシング)
畑中勇介(日本、シマノレーシング)が今季限りで長年在籍したシマノレーシングを去り移籍することをブログで発表した。まだ移籍先については発表していない。

畑中は1985年東京都八王子市出身の29歳。昭和第一学園高校卒業。高校卒業後はブリヂストン・アンカーU23に所属し、2007年に全日本選手権U23タイムトライアルチャンピオンになった。2008年にスキル・シマノ(現ジャイアント・シマノ)に加入しジャラジャ・マレーシアで区間優勝。2009年にシマノレーシングに移籍し、今年は2勝している。

畑中勇介
名前:畑中勇介 Yusuke Hatanaka
生年月日:1985年6月21日
国籍:日本
所属チーム:シマノレーシングチーム Shimano Racing Team
主な成績:ツール・ド・おきなわ区間優勝(2011)ジャラジャ・マレーシア区間優勝(2008)、ツール・ド・おきなわ2位(2012)、熊本国際ロードレース2位(2010)、ジャパンカップサイクルロードレース3位(2010)、ツール・ド・タイワン総合2位(2012)

2014年12月5日金曜日

2015年UCIワールドチームが発表


2015年シーズンのUCIワールドチーム登録チームがUCIにより発表された。UCIワールドチームは今年までUCIプロチームという名称だったが2015年シーズンよりUCIワールドチームに名称が変わる。UCIワールドチームは世界各地で行われるUCIワールドツアーに参戦するチームだ。UCIワールドツアーの他にUCIコンチネンタルサーキットのHCと1クラスのレースにも参戦できる。

2015年シーズンには新たに、IAMサイクリングがUCIプロコンチネンタルチームからUCIワールドチームに昇格する。なお、ドーピング問題が続いたアスタナと今期ワールドツアーランキング最下位で2015年限りでインスポンサーの撤退も決まってるユーロップカーは委員会でライセンス審議中で遅くとも12月10日までには決定を通知するとのことだ。

2015年シーズンのUCIワールドチーム確定チーム
AG2R・ラ・モンディアル(フランス)
BMCレーシング(アメリカ)
キャノンデール・ガーミン(アメリカ、前ガーミン・シャープ&前キャノンデール)
エティックス・クイックステップ(ベルギー、前オメガファルマ・クイックステップ)
FDJ(フランス、前FDJ.fr)
IAMサイクリング(スイス)
ランプレ・メリダ(イタリア)
ロット・ソウダル(ベルギー、前ロット・ベリソル)
モビスター(スペイン)
オリカ・グリーンエッジ(オーストラリア)
ジャイアント・アルペシン(ドイツ、前ジャイアント・シマノ)
カチューシャ(ロシア)
ロットNL・ユンボ(オランダ、前ベルキンプロサイクリング)
スカイ(イギリス)
ティンコフ・サクソ(ロシア)
トレックファクトリーレーシング(アメリカ)

AG2R La Mondiale
BMC Racing Team
Cannondale - Garmin Pro Cycling (Cannondale and Garmin - Sharp)
Etixx - Quick Step Cycling Team (Omega Pharma - Quick Step Cycling Team)
FDJ (FDJ.fr)
IAM Cycling
Lampre - Merida
Lotto - Soudal (Lorro - Belisol)
Movister Team
Orica - GreenEDGE
Team Giant - Alpecin (Team Giant - Shimano)
Team Katusha
Team LottoNL - Junmbo (Belkin Pro Cycling Team)
Team Sky
Tinkoff - Saxo
Trek Factory Racing

審議中チーム
アスタナ(カザフスタン)
ユーロップカー(フランス)

Astana Pro Team
Team Europcar

清水良行と鈴木近成が引退

清水良行(日本、当時宇都宮ブリッツェン)

鈴木近成(日本、当時宇都宮ブリッツェン)

清水良行(日本、那須ブラーゼン)と鈴木近成(日本、那須ブラーゼン)が今季限りでの引退を発表した。清水は来期、なすブラーゼンの監督として引き続きチームに残る。

清水良行は1982年岡山県岡山市出身の32歳。名門の京都産業大学卒業。2005年に地元の岡山で行われた国体では4km速度競争で優勝。2006年にはNIPPOに加入。ヘラルド・サン・ツアー(UCI2.1)ではステージ11に入った。翌2007年はNIPPO・梅丹本舗・エキップアサダに所属し、秋田国体ロードレースは井上和郎にスプリントで敗れたものの2位。2008年はNIPPO・エンデカに所属しジロ・デル・トレンティーノやセッティマーナ・インテルナツィオナーレ・ディ・コッピ・エ・バルタリなど大規模レースにも出場した。2009年に宇都宮ブリッツェンに移籍し、日本に活動拠点を移し、ツール・ド・おきなわ総合4位、熊本国際ロードレース7位。2010年にはブリヂストン・アンカーに移籍、2011年の全日本選手権タイムトライアルで9位。2012年にチーム右京に移籍し、2013年には那須ブラーゼンに移籍し、プレーイングコーチとして走り今に至る。

鈴木近成は1989年栃木県出身の24歳。法政大学卒業。過去には福島晋一(日本、ラ・ポム・マルセイユ)率いるボンシャンス飯田で走っており2013年に宇都宮ブリッツェンに加入。石川ロードレースでは4位に入った。今季は那須ブラーゼンに移籍し、宇都宮クリテリウム7位。

2人はそれぞれこう語っている
清水良行は「チームのことを考えて前向きに決意した。(全日本選手権でチームのエース、佐野淳哉が優勝し)スタフットして喜んでいる自分に気づいた。」

佐野淳哉(日本、那須ブラーゼン)の優勝を喜ぶ
清水良行監督

鈴木近成は「つらいことが多かったが、10年間の競技人生で得たものは多かった。(今季は)体調を崩し、走れない状態になってしまった。プロとしての実力がなかった」と語っていた。鈴木は来季自転車販売店への就職が決まっている。

2014年12月4日木曜日

群馬グリフィンが誕生

日本に新しくUCIコンチネンタルチームができる。チーム名は群馬グリフィンレーシングチームとなっている。

グリフィンとはギリシャ神話に登場する神獣で、「ライオン」の胴体と、「鷲(鷹)」の翼を持つ天の使い。「地上の王」と「空の王」の合体を表し、その強さをもって黄金の宝を守っていたとされる。


現在所属することが明らかになってるのは6名。その中には地元群馬県出身のベテラン狩野智也(日本、チーム右京)の名もある。

狩野智也(日本、チーム右京)

現在加入が確定しているメンバー
普久原奨(日本、那須ブラーゼン)
金子大介(日本、ボンシャンス飯田&ラ・ポム・マルセイユ)
菅野正明(日本、ニールプライド・メンズクラブ)
狩野智也(日本、チーム右京)
岸崇仁(日本、湘南ベルマーレ)
菅洋介(日本、マトリックスパワータグ)

ネーリソットーリが活動停止に

ネーリソットーリ
イタリアのUCIプロコンチネンタルチームであるネーリソットーリ(来季チーム名はネーリソットーリ・アレ)をドーピング問題で2015年10月まで活動停止処分にすることをMPCCが発表した。

ネーリソットーリは今季、マッテオ・ラボッティーニ(イタリア、ネーリソットーリ)にドーピング容疑がかかっている他に、過去ダニーロ・ディルーカ(イタリア)やマウロ・サンタンブロジオ(イタリア)が同チームでドーピングが発覚している。

現状は来季、加入するマヌエル・ベレッティ(イタリア、アンドローニジョカットリ)やエリア・ファヴィッリ(イタリア、ランプレ・メリダ)、フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アスタナ)、ルーカ・ワッケルマン(イタリア、ランプレ・メリダ)らや、来季の残留が決まっている選手が今後どうなるかはわからない。

そのため現在来季の契約が確約されているのは、NIPPO・ヴィーニファンティーニに移籍するダニエーレ・コッリ(イタリア、ネーリソットーリ)とマッティア・ポッツォ(イタリア、ネーリソットーリ)のみだ。

2014年12月3日水曜日

ヘルト・ステーグマンがトレックファクトリーレーシングに移籍

ヘルト・ステーグマン(ベルギー、オメガファルマ・クイックステップ)

ヘルト・ステーグマン(ベルギー、オメガファルマ・クイックステップ)が来シーズン、アメリカ籍のUCIプロチームであるトレックファクトリーレーシングに移籍することが発表された。これでトレックファクトリーレーシングの来季所属選手27名が確定した。

ステーグマンは1980年ベルギー・ハッセルト出身の34歳。2002年にベルギーU23タイムトライアルチャンピオンとなり翌年、ロットに加入。2004年にはプロ2年目ながらヘント~ウェベルヘム11位やベルジー選手権4位など頭角を現し、2005年にナティオナル・スライティングスプライスで優勝。2007年にクイックステップに移籍し、ツール・ド・フランスで区間1勝したほかシルキュイ・フランコベルジュで総合優勝。2008年にはパリ~ニース区間2勝し、ツール・ド・フランスではシャンゼリゼで区間優勝。2009年にはカチューシャ、2010年にはレディオシャックで走り、2011年に再びクイックステップに移籍し現在に至る。

ステーグマンは「2015年のチームが見つかってうれしい。ここ数週間ハードにトレーニングしていたし、これからは契約交渉の心配をすることなくトレーニングに集中できる。トレックファクトリーレーシングは最高のチームで、サポートスタッフもすばらしい。若いチームだけど、首脳陣ははっきりとした長期的なビジョンを持っているんだ。来週スペインで始まる合宿で、多くのニューフェイスと知り合いになることが楽しみだ。僕は石畳のクラシックでファビアン(カンチェラーラ)をサポートしたいし、僕の経験をチームの若手スプリンターと共有したい」と語っている。

ヘルト・ステーグマン
名前:ヘルト・ステーグマン Gert Steegmans
生年月日:1980年9月30日
国籍:ベルギー
所属チーム:オメガファルマ・クイックステップ Omega Pharma - Quick Step
脚質:スプリンター
主な成績:ツール・ド・フランス通算区間2勝、シルキュイ・フランコベルジュ総合優勝(2007)、パリ~ニース区間2勝(2008)

クリストファー・ホーナーがエアーガス・セーフウェイに移籍

2013年ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝した
クリストファー・ホーナー(アメリカ、当時レディオシャック・レオパード)

なかなか来季の契約が決まらなかったクリストファー・ホーナー(アメリカ、ランプレ・メリダ)が来季アメリカのUCIコンチネンタルチームであるエアーガス・セーフウェイに移籍することが明らかになった。

エアーガス・セーフウェイは今季発足したアメリカのUCIコンチネンタルチームで今期はエアーがス・サイクリングの名で活動しパトリック・コス(オランダ、エアーガス)がツール・ドゥ・カメルーンで区間2勝、ポイント賞に総合3位を獲得した。来季はホーナーの他にルイスエンリケ・レムスダヴィラ(メキシコ、ジェリーベリー)が加入する。レムスダヴィラは2度のメキシコチャンピオンに輝いており、2012年のジャパンカップでU23賞を獲得したほか、今年のツール・ド・北海道第2ステージでは区間優勝も果たしている。

クリストファー・ホーナーは沖縄出身の43歳で、1997年にフランセージュ・デ・ジュー(現FDJ.fr)でプロ入りし、今までにマーキュリーやサウニエル・ドゥバル、ロット、アスタナ、レディオシャックなどを得て現在はランプレ・メリダに所属している。2013年にはブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝しており、最年長グランツール総合優勝記録も保持している。

クリストファー・ホーナー
名前:クリストファー・ホーナー Christopher Horner
生年月日:1971年10月23日
国籍:アメリカ
所属チーム:ランプレ・メリダ Lampre - Merida
脚質:クライマー
主な成績:ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝(2013)、ブエルタ・シクリスタ・アル・パイスバスコ総合優勝(2010)、ツアー・オブ・カリフォルニア総合優勝(2011)

アンディ・シュレクがツール・ド・フランスのトロフィーを受け取る

2010年のツール・ド・フランスで繰り上がり総合優勝した
アンディ・シュレク(ルクセンブルク、当時サクソバンク)

アンディ・シュレク(ルクセンブルク、トレック)が2010年のツール・ド・フランスの優勝トロフィーを受け取った。

2010年のツール・ド・フランスではアンディ・シュレク(ルクセンブルク、当時サクソバンク)とアルベルト・コンタドール(スペイン、当時アスタナ)が激しいバトルを繰り広げて最終的にはコンタドールが総合優勝したが、大会期間中に採取されたコンタドールのサンプルから禁止薬物のクレンブテロールが検出されており、総合2位のアンディ・シュレクが繰り上がり総合優勝を果たした。

しかし、アンディ・シュレクは今年のツール・ド・フランスで負傷した膝により今季限りでの引退を表明している。

アンディ・シュレク
名前:アンディ・シュレク Andy Schleck
生年月日:1985年6月10日
国籍:ルクセンブルク
所属チーム:トレックファクトリーレーシング Trek Factory Racing
脚質:クライマー
主な成績:ツール・ド・フランス総合優勝(2010)、リエージュ~バストーニュ~リエージュ優勝(2009)、ジロ・デ・イタリア総合2位&ヤングライダー賞(2007)

2014年12月1日月曜日

MTN・キュベカが2015年シーズンジャージを発表

MTN・キュベカの2015年シーズンジャージ



南アフリカのUCIプロコンチネンタルチームであるMTN・キュベカが2015年シーズンのジャージを発表した。

ジャージメーカーは今季と同じくカステリ。デザイン面で目を引くのはセリアA(イタリアのサッカーリーグ)のユヴェントスFCをイメージさせる白と黒のボーダーだ。また来季から使用するバイクメーカーがトレックからサーヴェロに変わるためジャージの祖で部分にはeの文字が入る。

MTN・キュベカは2007年にMTN・マイクロソフトの名で南アフリカのUCIコンチネンタルチームとして設立。2011年には2013年に南アフリカ人として初めてマイヨ・ジョーヌに袖を通すことになるダリル・インピー(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ)も所属していた。2013年からはアフリカ初のUCIプロコンチネンタルチームとなり、ミラノ~サンレモではゲラルド・チオレック(ドイツ、MTN・キュベカ)が優勝しておりUCIプロコンチネンタルチーム1年目のチームがモニュメント制覇したことは異例中の異例である。今期はブエルタ・ア・エスパーニャにも出場した。来シーズンはナトナエル・ベルハネ(エリトリア、ユーロップカー)やエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、スカイ)、テオ・ボス(オランダ、ベルキン)、スティーブン・カミングス(イギリス、BMC)、タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・シャープ)、マシュー・ゴス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)、レイナールド・ヤンセファンレンズバーグ(南アフリカ、アルゴス・シマノ)、セルジェ・パウエルス(ベルギー、オメガファルマ・クイックステップ)などが加入し、大幅に戦力が向上するだろう。